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billabong

ぼちぼち思うことを書いていきたいと思います。 *^ー^*

時間どろぼうにあわないように・・・ 

もう10年ほどまえに、オーストラリアから
帰国したてのころ、お金を根本から考える
ことで、欧米で地域通貨が話題になっていた
頃、NHK出版の「エンデの遺言」という
本を読み、その中で紹介されていた
ミヒャエル・エンデ著書の「モモ」という
物語をずーうっと読みたくて気になっていた。
エンデは、「ネバー・エンディング・ストーリー
(はてしない物語)」の著者でもあり、児童文学者
でもあり哲学者でもある。

最近、その「モモ」を岩波少年文庫版
大島かおり訳(ハードカバーでないから安い)
を読んだ。


読み始めると、何が次におこるのかワクワク
して楽しい物語展開で、すぐに読めてしまった。
でも、その中で とても大切なメッセージを
伝えている。

私達は、特に大人たちは
「いそがしい。いそがしい。」と
いそがしい事を理由に 楽しむことを忘れて
しまっているのではないかと思う。

そして、何のために働くのかも。

この物語の中では、決して綺麗な身なりを
していない、孤児で教育もうけていない
小さなモモのそばにいるだけで、大人も子供も
楽しい気持ちになる。


でも、そんな社会に、灰色の男たちが
やってきて、人は知らないうちに灰色の
男たちの うまい口ぐるまにのって
時間を貯蓄しだす。

でも、その時間とは人の生活を豊かにする
時間ではない。死んだ時間である。
人間はそんな時間をうけたら病気になる。

病気について 次のようなことが書かれている。
(以下、「モモ」から抜粋)


「はじめのうちは気のつかないていどだが、
 ある日きゅうに、なにもする気がしなく
 なってしまう。なにについても関心が
 なくなり、なにをしてもおもしろくない。


 この無気力はそのうちに消えるどころか、
 少しずつはげしくなってゆく。
 日ごとに、週をかさねるごとに、ひどくなる。


 気分はますますゆううつになり、心の中は
 からっぽになり、自分にたいしても、世の
 なかにたいしても、不満がつのってくる。


 そのうちにこういう感情さえなくなって、
 およそなんにも感じなくなってしまう。

 なにもかも灰色で、どうでもよくなり、
 世の中はすっかり遠ののいてしまって、
 自分とはなんのかかわりもないと思えて
 くる。


 怒ることもなければ、感激することもなく、
 喜ぶことも悲しむこともできなくなくなり、
 笑うことも泣くこともわすれてしまう。


 そうなると心の中は冷えきって、もう人
 も物もいっさい愛することができない。

 ここまでくると、もう病気は なおる
 みこみがない。
 あとにもどることはできないのだよ。


 うつろな灰色の顔をしてせかせか動き
 まわるばかりで、灰色の男とそっくりに
 なってしまう。そう、こうなったらもう
 灰色の男そのものだよ。

 この病気の名前はね、致死的退屈症と
 いうのだ。」


子供たちが 大人たちの考える役に立つ遊びを
提供するセンターに収容されるという場面がある。
そこに行くと、子供たちは モモと一緒にいたときの
ように創造力をはたらかせることもない。

是非、塾にばっかり行かせている日本人の
親たちに読んでほしいです。

それから、忙しいといつも言っている人、
子供も大人もこの本を是非、読んでください。


まだ、読んだことのない全ての人に お薦めの本

=============

どうしてボランティア活動を推進する
地域通貨が必要か?
http://www.ceres.dti.ne.jp/~alt97/kankyo/mlchiiki.htm


西オーストラリアの地域通貨
http://www.ceres.dti.ne.jp/~alt97/kankyo/letsWA.htm

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category: サステイナブル

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コメント

私も

仕事に週2日しか、行かなくなって、私も退屈。
時間があまって、困る。
 怒ることもなければ、感激することもなく、
 喜ぶことも悲しむこともできなくなくなり、
 笑うことも泣くこともわすれてしまう。
なんか、忙しい時の方が、いろんなことを出来てたような・・・。 _| ̄|○
天地 はるな #79D/WHSg URL [2007/01/31 09:45] edit

はるなさんも退屈病?

はるなさん、仕事しすぎたんだね、今まで。
でも、はるなさんは、いつも楽しんでいるようなのに意外なコメントだわ。
>なんか、忙しい時の方が、いろんなことを出来てたような・・・
私もグータラだから、時間がないときの方があれもしたい、これもしたいって思う。
オーストラリアに行くまでは、もうとにかく忙しくしてなきゃ落ち着かなかったの。
でも、ただ単に時間におわれて大切なことを忘れていた気がするわ。
時間におわれなくなったら、色んなことが見えてくるような気がするなぁ。
それを退屈にしてしまうか、楽しみにかえるかは本人しかできないよ。
あずーる #79D/WHSg URL [2007/01/31 11:38] edit

時間という枠で縛られる人間

長田 弘さんの詩では、「木は消極的に生きてるから、
誰よりも長生きだ」という
わたしたちは、子供の頃から、積極的な生き方が
よいと教えられてきた
だから、いつもいそがしい
ヒマだと、落ち着かない
でも、木は森の生き物たちのホテルなんだ
みんなに、たくさんのものを上げてる
消極的な生き方って、すばらしい
タバスコ #79D/WHSg URL [2007/01/31 12:28] edit

RE

タバスコさん
>わたしたちは、子供の頃から、積極的な生き方が
よいと教えられてきた
だから、いつもいそがしい
ヒマだと、落ち着かない
この積極的な生き方は、子供達や大人も含め、自分達で
考えて行動しているのなら、理想的だと思うのだけど
子供達は、親にいい学校行くために勉強しなさいと
塾に通い、自分の労働で貯めたお金でないのに消費と
いう活動で余暇をすごしたり・・・
本当なら、子供には 何にもない所から遊びを生み出す
力があるのに、それを大人や社会(企業は消費のターゲットにして)奪っていると思います。
いっぽう大人は、企業で長時間労働して何にも考えなくなってきてる。それは、積極的な生き方とはいえないと思います。
あずーる #79D/WHSg URL [2007/01/31 17:29] edit

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