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billabong

ぼちぼち思うことを書いていきたいと思います。 *^ー^*

メディアは自殺を防げる 

最近の子供の自殺問題について、
文部科学省とメディアの責任は
重いと思う。

11月11日に中学生が自殺を予告した手紙が
文部科学省に送られ、文科省はその手紙を
公式HPで公開していた。
マスメディアを通して、この手紙を公開
しないと自殺をするという内容だった。
(11月19日現在、再度アクセスしようと
 思ったらみつけられなくなくなって
 いた。)

ある週刊誌の専門家による筆跡鑑定で
この手紙はイタズラと出ていたらしいが
それが事実なら、文科省は、その手紙を
専門家による筆跡鑑定なしに公表したの
だろうか?

日本での自殺数は、1998年以来8年連続
で3万人も超えており、6月には自殺対策
基本法が成立したばかり。
この件に対して、文科省の対応はあまりに
もおそまつすぎないか?

また、当初、TVがこの手紙をいっせい
に報道した。

自殺に限らず、記者クラブ制度の存在
する日本では どこの番組も一斉に
同じ内容のニュースを報道することが
ほとんど。毎日、同じニュースが繰り返し
何度もTVから流れてくるのを見ていると
視聴者は、知らず知らず影響を受ける。

自分で考える教育を受けていない人や
日々の生活に忙しく考える時間がない
人たちにとって、メディアは世論形勢
をするのに絶大な影響力を発揮する。

2月にオーストラリアに行った時、
オージーの友達と話しているときに
メディアのことが話題になった。

彼女曰く、大手メディアは豪州でも
いかに偏った見方をしているかを最近
の知ったとのこと。そして自殺のこと
にも話がおよんだ。

1993年から1997年までパースに住んで
いた頃、ニュースではオーストラリア
は世界一青少年の自殺率が高いという
ことを取り上げていた。

彼女は、自殺については、連鎖の恐れ
があるから、現在、豪州のメディアは
自主的にとりあげないようにしている
と言っていた。

その後、米国のニュース番組でも
そんなことを報道していたっけ。

以下WHOが出しているガイドライン
について重要だなぁと思うところを
抜粋して訳しておきます。

===========
世界保健機構
自殺を防ぐ:メディア関係者のための
方策(SUICIDOLOGI 2003.ARG.8. NR.1)
http://www.poynter.org/resource/54176/WHOsuicide.pdf

メディアはさまざまな方法で非常に幅広い
範囲の情報を提供する事により、今日の
社会で重要な役割を果たす。

地域での考え方、意見、行動に大きな影響
を与え、政治、経済、社会慣行において
メディアはきわめて重要な役割を果たす。

そのような影響を通して、メディアは
また自殺防止においても積極的な
役割を果たす事ができる。

・・・・・・
自殺についての報道は、自殺という考え方を
「当たり前」であるように思わせる危険性を
いつもはらんでいる。

繰り返し、連続的に自殺を報道することは
自殺が最大の関心事になることを誘発し
促進する傾向がある。特に、思春期の子供
や若者たちには、その傾向が強い。

・・・

自殺のデータは主に自殺の認定により、
国によって違うが、過小試算されており
年配者では20-25%、その他は6-12%の
過小試算が考えられる。

一般的自殺報道のしかた
自殺報道について、取り組む必要のある
特定の問題に下記の事柄を盛り込む:

・統計を慎重に正しく解釈する。

・根拠があり信頼のおける情報源を使う。

・準備なしのコメントは時間的制約の中
 でも慎重に取り扱う。

・特に注意が必要な小さな数字にもとづいた
 一般化や「自殺の広がり」や「世界で最も
 高い自殺率の場所」のような表現を避ける。

・社会的もしくは文化的変化、または不名誉
 なことへの理解できる反応として、自殺
 行為の報道を認めないこと。

特定の自殺についての報道のしかた

・自殺の扇情的(センセーショナル)な
 報道は ひたすら避ける。
 特に有名人の時には。
 そして、できるだけ報道は最小限に
 とどめること。

 その有名人がかかっていたかもしれない
 精神的問題も認識すること。

 誇大評価を避けるあらゆる努力をすること

 自殺者の写真、自殺方法、自殺現場の写真
 を避けること。
 
 自殺報道をフロントページのヘッドライン
 に載せないこと。

**有名人の自殺は過去に日本ではずっと
 センセーショナルに報道されていた
 と思う。最近では、X-JAPANのヒデさん
 古くは三島由紀夫。

・自殺方法やどのようにその方法を知ったか
 の詳細をさけること。

 自殺方法のメディア報道の影響は自殺の
 頻度への影響より大きい。

 橋、がけ、高いビル、鉄道などの場所は
 昔から自殺と関連している。そして、
 それ以外の所での自殺を報道すると、
 多くの人が その場所を自殺に選ぶと
 いうリスクを含む。

**七輪の集団自殺については、一時、
 詳しく報道されていたような気がする。

 自殺は、説明できないと報道しないこと。
 または単純化して報道しないこと。
 
 自殺は、ひとつの要素や出来事からおこる
 ものではない。ほとんどの場合、精神病、
 身体的疾患、薬物乱用、家庭不和、人間
 関係、ストレスなど 多くの要素の複雑
 な相互作用でおこる。
 さまざまな要素が自殺にいたるという
 認識を持つこと。

・自殺を 破産、入試に失敗した、性的虐待
 のような個人的問題に対処するための方法
 として描かない事。

・報道は、不名誉な事や精神的苦悩について、
 その家族や自殺の死からのがれた人について
 自殺の影響を配慮すること。

・殉教者として自殺の被害者を美化したり
 一般の人々の賞賛の的としたりすることは、
 自殺に影響されやすい人々に社会が自殺
 行為を名誉な事と暗示しているように
 思わせるかもしれない。

 かわりに、その自殺者の死を悼むことを
 強調すべきだ。

**戦争中は、国のために死ぬ事が美化され
 ていたと思う。政府やメディアにより
 人の命もコントロールされていたのだ。
 特攻隊は、まさしくその例のひとつ。

・死に至らなかった自殺行為の結果
 脳障害、身体麻痺などを記載すること
 で自殺の抑止となる。

利用できる役に立つ情報を提供する

自殺のニュースと共に次の情報を提供する
ことで、メディアは自殺を防ぐための手助
けする積極的役割を果たす。

・利用できる精神的ケアサービスの電話
 番号と住所のリスト

・自殺行為にいたる要注意のきざしを
 報道

・うつは自殺行為とよく結びつくが、
 うつは改善できるというメッセージを
 流す。

・悲しみの最中にある自殺の死からのが
 れた人に同情意をのべ、サポート
 グループの電話番号を提供する。
 このことで、自殺の危機で精神的ケアの
 専門家、友達、家族によりる介入の
 見込みが高まる。

最後のページに
メディアがすべきことと、してはいけない
ことの要約が書いてあります。

メディアがすべきこと
・事実を公表することにおいて、保健機関と
 共に慎重にとりかかること。
**厚生省はほとんどでてこないのは、何で
 しょう?

・自殺既遂(completed suicide)として
とりあげ、その人の自殺によって、その人
や周りの人がよかった(successfl suicide)
 というように取り上げない
**例えば、末期がん患者だったから、よかったとか。

・関連データだけを中のページに表示すること

・ヘルプラインとサポートセンターの情報を
 提供すること。

・自殺にかわる代替案を強調すること

・自殺のリスク指標と警告のサインを公表する
 こと

メディアがしてはいけないことの中に
・宗教的や文化的な固定観念を使わないこと

例えば、今ならイスラム教徒は自爆テロ
をおこす。日本のサムライにとっては
切腹自殺は美徳なんていうのがあげられる
と思います。

・責任を分担しないこと。

自殺対策支援センター ライフリンク
相談先リストものっています。
http://www.lifelink.or.jp/hp/jisatsuhoudou.html#Call
==================
このWHOのガイドラインを知ることになった
雨の日は むうさんのブログ(日本語です):
下のタバスコさんの記事とコメントから知りました。
Preventing Suicide ─A Resource For Media Professionals─
http://www.mypress.jp/v2_writers/melodia/story/?story_id=1520915

タバスコさんの「あるガイドライン2」
http://www.mypress.jp/v2_writers/tabasco/story/?story_id=1519345

記者クラブ制度
http://sustainabl.exblog.jp/m2006-10-01#4810889

メディアの機能と役割
http://sustainabl.exblog.jp/m2006-10-01#4768427

**********
メディアに意見を送りましょう!
◇NHK関連

●NHKのニュースセンター
ニュースウオッチ 9  http://www.nhk.or.jp/nw9/
『番組へのご意見ご要望』の項目か
『放送を希望するテーマをおしえてください』という
項目からメールが送れます。

●NHKのご意見募集の電話番号と FAX番号 一覧 
http://www.nhk.or.jp/css/goiken/index.html

●NHKの経営委員会  
http://www.nhk.or.jp/keiei-iinkai/

●NHKの組合・日放労 
http://nipporo.com/index.html

●全国のNHKの支局リスト
http://www3.nhk.or.jp/toppage/zenkoku/

◇民放各局のニュース

●日本テレビ ニュース ZERO  
HP http://www.ntv.co.jp/zero/
●日本テレビ全体への意見窓口
 03−6215-4444 視聴者センター部  
 または 
https://www1.ntv.co.jp/staff/form.html

●TBS イブニングファイブ HP 
http://www.tbs.co.jp/eve5/
メールアドレス evening5@best.tbs.co.jp

●TBS ニュース23 HP 
http://www.tbs.co.jp/news23/
メールアドレス  news23@best.tbs.co.jp

●フジテレビ とくダネ HP 
http://www.fujitv.co.jp/index.html
(メールは中程の 『問い合わせ』 から)

●フジテレビ NEWS JAPAN HP  
http://www.fujitv.co.jp/index.html

●フジテレビ スーパーニュース 
http://www.fujitv.co.jp/index.html
   
●テレビ朝日 報道ステーション  
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/
  ご意見送付は
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/bangumi.html

●テレビ朝日 スーパーモーニング 
http://www.tv-asahi.co.jp/morning/
ご意見の送付は 『ご意見ご感想』の投稿欄か 
FAXへ03-3405-3382

●テレビ朝日 サンデープロジェクト 
http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/
ご意見 募集は
http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/

◇その他の関連団体
●民放連(民放各社で作る連絡会) 
http://nab.or.jp/index.php?%CC%B1%CA%FC%CF%A2%A4%C8%A4%CF
●新聞労連 http://www.shinbunroren.or.jp/

◇新聞
●毎日新聞
毎日新聞への問い合わせ 
https://form.mainichi.co.jp/toiawase/index.html
社会部 

●読売新聞
お問い合わせ
http://info.yomiuri.co.jp/contact/

●産経新聞
お問い合わせ
http://www.sankei.co.jp/guide/reference/paper.htm

●朝日新聞
お問い合わせフォーム
http://www.asahi.com/reference/form.html

●東京新聞
ご質問・お問い合わせ 
http://www.tokyo-np.co.jp/questions/questions.html

============
A united lobby for life
The Japan Times June 19, 2006

Japan Times Weekly Editorialの
日本語要約から
http://www.japantimes.co.jp/shukan-st/jteds/ed20060630.htm

1998年以来、国内の自殺者数は8年連続で
3万人を超えた。
05年の自殺者数は3万2552人で、1日あたり
89.18人、1時間あたり3.71人にのぼった。

自殺対策を国や自治体などの責務とする
「自殺対策基本法」が(6月)15日、国会で
成立した。新法はまた、自殺者の遺族、
自殺未遂者に対するケアについて官民の
協力を規定し、現行の自殺対策をより
効果的にすると期待される。
==============
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コメント

他人事じゃない

さっきテレビでダライ・ラマ法王も言われていましたが、現在の日本の知識偏重(学歴偏重)と他人への思い遣りの心(慈悲心)の無さは大きな問題だと思います。
(あとは拝金主義もかなり重症か)
また直接的には自殺する人は多かれ少なかれ鬱病(鬱状態)にあると思うし、それはこの国の精神的な貧困さと、多様性を認めない偏狭な価値観が一番の原因なんだと思います。
私もかつて鬱で会社を休職し、ちょっとヤバイところまでいきましたが、現在はなんとか小康状態。
(まだ精神安定剤は手放せないですが)
・・・だからこの問題は他人事じゃないんですよね。
電気猫 #79D/WHSg URL [2006/11/19 23:18] edit

RE: 他人事じゃない

電気猫さん
え〜! 電気猫さんも ヤバイところまでいったって?!
ためないほうがいいですよ。なんでも小出しにね。
それに、誰かに言うだけである程度、すっとするし。(私の場合そうです。^^)
>現在の日本の知識偏重(学歴偏重)と他人への思い遣りの心(慈悲心)の無さは大きな問題だと思います。
(あとは拝金主義もかなり重症か)
そうですね〜。
マザーテレサも生前、日本に来たとき他人への思いやりのなさを嘆かれていたようです。
知識偏重だけど、自分より優秀な人を認めないし、違う考えの人をも認めない。
だけど、ネットの社会では 優秀な人や違う考えの人も多くいる事がわかるし、昔よりはずうっとましですね。
だけど、学歴偏重とはいえ、学閥とかにコネにしばられている社会ですよね。それに、ちゃんとDRやMA勉強して持っている人が教授職なくて、もってなくても知名度のある人やコネで教授職についている人たくさんいるし、仲良しクラブにはいらないとはずれちゃう。こういうの壊さないといけないですよね。
それって、政治やメディアの国づくりに影響していると思います。沖縄知事選、また自民・公明の候補者が勝ったのは、ショック。やはり拝金主義で中央からお金を持ってくるなら誰でもいいというところでしょうか。
あれだけ基地問題で抗議している人がいるのに、沖縄の人、選挙に行かないんだから、お金がおちればいいと思っているのかしら。
あずーる #79D/WHSg URL [2006/11/20 00:35] edit

メディア

訳してくれて、ありがとう
正確な訳は、ネットの財産です
メディアは、自覚して欲しい
そのおよぼす悪い影響と、
それを防ぐ予防的効果を
地上波デジタルで、ますます人々は
情報の波に埋もれてしまう
タバスコ #79D/WHSg URL [2006/11/20 13:08] edit

RE: メディア

タバスコさん
ほんと、こんな重要なガイドラインがあること、
それこそ有識者がメディアに勧告すべきですよね。
欧米では、政府、司法、官僚、につづいて、メディアは第4の財産だと言われているそうです。
>メディアは、自覚して欲しい
>そのおよぼす悪い影響と、
>それを防ぐ予防的効果
普通の個人が知りえない情報をメディアに従事する人は得ることができるのだから、それこそ責務と役割をしっかりふまえたうえで報道してほしいと思います。
まだ読んでいませんが、ベンジャミン・フルフォードの
「日本マスコミ「臆病」の構造:なぜ真実がかけないのか」
という文庫本が宝島社から出版されています。
知っていながら重要な問題を報道しないというのも、マスコミの罪ですよね〜
(マンション偽装問題、根本的な解決にいたっていないのに、マスコミは全然報道しません。
教育基本法改正反対の大規模デモも報道されなかったし、
原発問題しかり・・・)
あずーる #79D/WHSg URL [2006/11/20 15:44] edit

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