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billabong

ぼちぼち思うことを書いていきたいと思います。 *^ー^*

ルワンダと同じような状況になったとき、あなたは隣人を守れますか? 

タイトルは、この間みた「ホテル・ルワンダ」
の米国版DV収録で、この映画の主人公の実在の
人物ポール・ルセサバギナ氏の言葉。

ほんとうに、この映画を見終わった後には
もし、自分がポールだったら同じ事をできるか
と考えさせられる。
1994年におこったアフリカ・ルワンダの100日で
100万人もの罪なき人々が惨殺された大量虐殺の
実話をもとにつくられた映画。

虐殺そのものより、ルワンダのホテルの支配人、
フツ(族)であるポールを中心に 彼を
とりまく虐殺の標的になる少数派ツチ〔族)
(彼の妻、従業員、隣人達はツチ)、武力でツチを
撲滅しようとするフツ、ルアンダ軍部、国連、
欧州のNGO、メディアの人たちの心のうごきを
うまく描いている。

アフリカは、自分にとって行ったこともない遠い国
だけど、映画を見ている自分も涙ながら、何か
できないかとひきつけられてしまっていた。

この映画、2004年にアカデミー賞にドン・チードル
が主演男優賞にノミネートされて、彼は2005年の
ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされていた。
てっきり、日本でもこの映画が見れるものだと
思っていたのが公開のめどがたっていなかったのを、
20代の若者がネットで署名活動を展開。
4000通を超える署名をわずか3ヶ月で
集め緊急公開が実現したらしい。
ネットの力と、若者の力、日本もすてたもんじゃない。

ドン・チードルは、今まで端役しかしてなくて、
あんまり印象になかったのだが、今回、普通の
アフリカ人ビジネスマンが、隣人の惨殺を間のあたり
に次第に知恵と軍部、ビジネス相手、欧米人の力を
かり戦う人へと変化する役をうまく演じてる。

ニック・ノルティは国連平和維持軍の大佐を
演じる。ずいぶん前に「サウス・キャロライナ」で
バーバラ・ストライザンドと共演し、精神的に
弱いおじさんをこなしてたが、今回は、国連の
官僚主義にまみれながらも、次第に惨殺される
人たちを助けたいと奔走する。

惨殺が始まったときに、欧米のエリートとつきあいの
多いポールは、国連や欧米のメディアが
必ず助けてくれると信じている。
その彼に欧米の記者が
「TVで映像が世界中に流されても、”怖いね”
とは思うだろうけど、そのまま夕食を
続けるよ。」みたいなことを言っていた。

日本人のほとんど(私もその一人)が、そうだから、
記者のいうとおりだと思う。

国連の大佐は、
「われわれは平和維持軍だ。ピースメーカーではない。」
と繰り返す。
日本の自衛隊もなんとかしたいと思う人も
いるかもしれないけど、海外派兵で同じ事を
言うんだろうなぁ。

そして、まちにまった国連軍は外国人(すなわち
欧米人)しか助けてくれないことに大佐は
「君が信じている西側の大国は、
 君らはゴミで救う値打ちがないと思ってる。
 君は頭がよく、スタッフの信望も厚いが
 このホテルのオーナーにはなれない。
 黒人だからだ。君らはニガー以下のアフリカ人
 だからだ。だから軍は撤退する。虐殺も止めも
 しない。」(パンフより)

何もできない欧米人達が自分達だけ、ルアンダ
から去るシーンで、「自分達がはずかしい」
といっているのが印象的だった。

ただ、ポールのホテルの会社の社長(ジャン・レノ)
がルワンダの人たちを助けるために、虐殺を繰り返す
フツに物資を供給しているフランスの首相に圧力を
かけるように尽力するというのが、ポールとこの
社長の関係は人種をこえ対等なものだったんじゃないかな
と思った。

残酷なシーンが多い中、そんな中でも子供達の
笑顔と歌のシーンはちょっとほっとする。と
同時に、そんな子供達を悲惨な目にあわせたく
ないと思う。

最後のエンドロールで、子供達の明るい歌声が
流れるのも印象的だった。

ぜひ、一人でも多くのひとに見てほしいお薦めの
映画です。

****
下記は映画パンフレットから抜粋

第一次世界大戦後、国際連盟はルワンダを
戦利品としてベルギーに与えた。国家として
まとまっていたルワンダを分裂させるために
ベルギーが利用したのはフツ(族)とツチ(族)
の容姿の差。・・・
1933−1934年にはすべてのルワンダ人をフツ、
ツチ、トゥワに分類し、人種が記されたID
カードまで発行する。ほとんどのフツとツチは
それでもまだ良好な関係を保っていたが、
小学生にまで人種差別がたたきこまれていくうち
に、かつて統一されていた国家は急激に崩壊して
いった。・・・・・・

************
上の歴史だけみても、ベルギーのルワンダへの
責任ありますよね。

==============

ホテル・ルアンダ 公式HP
http://www.hotelrwanda.jp/index.html

ホテル・ルアンダ 公式HP 英語版
http://www.hotelrwanda.com/main.html

隣人による殺戮の悲劇
http://c-cross.cside2.com/html/bp0ri001.htm

ルワンダ 大虐殺のその後
http://www.amda.or.jp/journal/rwanda/

ルワンダ大虐殺と国連
http://www.mirai-city.org/blog/archives/000024.php

こんなにお金が動く 国連の役割リンク
http://www.mypress.jp/v2_writers/wallaby97/story/?story_id=860173

ホワイトバンド
http://www.mypress.jp/v2_writers/wallaby97/story/?story_id=1199567


関連映画ブログ
ザ・インタプリター
http://www.mypress.jp/v2_writers/wallaby97/story/?story_id=1061356





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category: 映画

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コメント

ホテル・ルワンダって

レンタルDVD出てるの?
一度探してみよう。 
いしちゃん #79D/WHSg URL [2006/03/25 09:48] edit

DVDは、まだだと思うよ。

いしちゃん、まだだと思うよ。
日本では、まだ上映中のところもある映画だから。
私は今回、アンコール上映で大阪ガーデンシネマで1週間だけやってたのにまにあったの。
あずーる #79D/WHSg URL [2006/03/25 22:56] edit

これもいい映画でしたよねぇ。

そう、あずーるさんのタイトルの言葉が頭をよぎる映画でしたよねぇ。いまの私だったら何もできないしな。
でもポールの立場だったら同じことをしようと思う。(と自分を信じたいw)ポールが宿泊者たちに、国外にいる知り合いに連絡をして助けを呼びかけてくれっていうような作戦にでるけど、結局権力や富が人脈がないと人を助ける力がない世の中だよね。
自分が信念もって変な思想に洗脳されないことくらいしかいまはできないのかな。
goma #79D/WHSg URL [2006/07/03 21:27] edit

gomaさんへ

>権力や富が人脈がないと人を助ける力がない世の中
なんていうの嫌ですよね。
そのためにもNGOなどを、できるだけ多くの人がりサポートしなきゃね。
洗脳されないように、人にも考え方にも多様性を認めることも大切ですよね。
あずーる #79D/WHSg URL [2006/07/04 01:27] edit

おはようございます。

コメントありがとうございます。
映画としての完成度は別にして、とても考えさせられる作品でした。
ひとつひとつ積み重ねられていく事実に、そして、そこに込められたメッセージに、とてもとてもショックを受けました。
いま世界で何が起こっているのか、私たちのような遠く離れた島国日本の一般庶民にも現実を知る事が出来るように、日本のメディアはもとより政府がしっかりと対応して欲しいものです。
まず、知らなければ何も始まらないと感じました。
私達に何が出来るかわかりませんが…。
耕作 #79D/WHSg URL [2006/08/30 05:44] edit

耕介さん、コメントありがとうございます。

海外で評価を得ている映画でも、興行収入が少ないからと上映されない映画多いですね。
日本では恋愛映画しかあたらないという事が長い間いわれてきたようですが、それは宣伝する側の意図的なものも考えられるし、映画館も少なかったですよね。
たしかにメディアの影響は大きいので、特に日本のメディアは自分達の役割を把握してほしいと思います。
ただ、今はネットもあるので、この映画の公開のように自分達でいろんなことを変えていける可能性もでていると思います。
>知らなければ何も始まらない
日本のことも、外国のこともそうですね。
ネットという強力なツールを使って、メディアや政府をかえるのも私たちひとりひとりだと思うので、まずは日本のことから行動してはどうでしょうか?
例えば、日本政府のODAが、本当に現地の人のために税金が使われているかどうかチェックするとか。
あずーる #79D/WHSg URL [2006/08/30 21:58] edit

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